Interview 03
めっきは“もの”を
大事にする日本人の心
柳原 浩二Koji Yanagihara
作業長 1994年入社
現在はどのような業務を担当していますか?
川崎工場には3つのラインがあります。従来では作業長は1つのラインを見ることが多かったのですが、2つのラインを見させていただいています。
仕事でやりがいを感じるのはどのような時ですか?
仕事だから乗り超えなきゃいけない場面あるんですけど、それを乗り越えた時はやりがいを感じますね。
1番大変だった乗り越えポイントはありますか?
釜のメーカーに「稼働は半年は無理です」と言われて、これは終わったな…と絶望したんですけど、「残った2つの釜で乗り切ろう!」と社員一丸となって対応しました。
故障中も注文はバンバン来ましたが、それでもお客さまを待たせることなく、生産量落とさずになんとかやれました。
社歴の長い僕も頑張りましたけど、あの時は日東亜鉛のチーム力が生かされましたね。
真面目な仕事ぶりで作業長に任命されたのでしょうか?
実は…全然真面目じゃなくて問題児だったんです(笑)
入社してから30歳くらいまではとんがったようなところがあったんです。
始末書を何度も書きましたし、降格処分もあった問題社員でした。
その問題社員が変わるきっかけは何だったのでしょうか?
会社はこんな僕みたいな迷惑をかける問題児でも見捨てずに置いてくれました。許してくれた会社の“懐の深さ”を痛感したんです。社長にいつも感謝の気持ちはありましたね。
僕は子どもが4人いるんですけど、家族の生活もありましたし、やっぱり真面目にならないといけないな、と改心しました。
真面目になってからは、何を言われてもNO!は言わずにどんな仕事もやらせてもらいました。子供が成長できたのも、日東亜鉛があったおかげですよね。
亜鉛めっきの仕事の魅力を聞かせてください
古い考えかもしれないけど、日本人って“もの”を大事にするじゃないですか。めっきはものを大事にする心の1つだと思います。
鉄をめっきすれば半永久的に使えるので、持続可能ですよね。
使い捨てにしないところが素晴らしいと思います。